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こたつについて

【伝統的な日本の暖房器具のこたつについて】
こたつは、日本の伝統的な暖房器具の一つであり、寒い冬の季節に家族や友人と集まって過ごす温かい空間と家族団欒を
提供してきました。こたつの歴史と変遷についてみてみましょう。

  1. 起源と古代から中世の発展: こたつの起源は古代にまでさかのぼります。最初は、火を焚いた竈(かまど)の下に足を入れて温まる形式で使用されていました。やがて、火鉢に炭や木炭を熱源に使い周りに布団を敷いてその上に桌子を載せ、下から火をくべることで暖を取るスタイルが確立されました。これが、後のこたつの原型となります。
  2. 室町時代から江戸時代: 室町時代から江戸時代にかけて、こたつは一般の庶民の間で広く普及し、日本の生活文化の一部となりました。当初は富裕層の贅沢品であったこたつも、次第に一般の家庭でも利用されるようになりました。この時期には、こたつの形状や素材が改良され、こたつの熱源として炭を使用することは一般的になり様々なバリエーションが現れました。江戸時代には一般庶民の間で普通のこたつよりも地面に埋め込まれた形状をしているため、「掘りこたつ」と呼ばれるものが考案され、より快適で省スペースな暖房の方法として普及し現在でもその形は残っています。
  3. 昭和時代から現代: 昭和時代に入ると、近代的な暖房機器が普及し始めましたが、こたつは依然として日本の家庭で親しまれる存在でした。昭和後期から平成時代にかけて、より高度な暖房技術が進化し、電気ヒーターを熱源として使用されます。電気ヒーターは安全で簡単に使えるため、広く普及しました。一方、一部の伝統的な家庭や特別な場所では、伝統的な炭を使ったこたつも見かけることがあります。こうした炭を使ったこたつは、昔ながらの雰囲気を楽しむことができるので、一部の人々にとっては魅力的な選択肢となっています。


日本人にとって、こたつの大切な役割は2つあり、暖を取ることと、
家族団らんの場としての役割は今も昔も変わる事はないでしょう。

 

【省エネなこたつの電気代について】

電気代の計算は地域や電力会社の料金プランによって異なりますが、一般的な計算方法を使ってざっくりと見積もることができます。

1日に使う電力量(kWh)の計算方法: 電力量(kWh)= ヒーターの消費電力(kW) × 使用時間(時間)

ヒーターの消費電力が600W(0.6kW)で、1日の使用時間が12時間なので、1日に使う電力量は次のようになります:

電力量(kWh)= 0.6 kW × 12 時間 = 7.2 kWh

次に、電気料金の単価を考慮して、電気代を計算します。日本の一般的な電気料金は1 kWhあたり約20円から30円程度ですが、地域や契約プランによって異なります。ここでは、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が、「新電力料金目安単価」として示しているのは1kWhあたり27円(税込)です。

1日の電気代= 電力量(kWh) × 電気料金(円/kWh) 電気代(円)= 7.2 kWh × 27円/kWh = 194円

となりますが実際は全然違う数字になります、というのも600Wというのは最大出力を示します、寒い朝にこたつのスイッチを入れると10から20分ほどは最大出力で温め設定温度になったところで出力は150W程に絞られます。こたつは布団で保温されているため、最初だけ最大出力で後はその設定温度を維持するために低出力と高出力のスイッチが入り切りを繰り返します。
こたつで電気代を節約する為には、厚めの保温力のあるこたつ布団を使い、こたつ下のラグの下には保温シートなどを引くと効果的です。またこたつの温かい暖気が逃げないように注意してください。こうすることにより、194円の電気代は100円を切ることになります。

 

【こたつヒーターの寿命について】
こたつのハロゲンヒーターの寿命は一般的に約1,000時間から2,000時間程度とされています。
一方、こたつ石英管ヒーターの寿命は、一般的には約5,000時間から10,000時間程度とされています。
冬の4ヶ月間に1日6時間使うとハロゲンの場合3年、石英管の場合7年半以上あります。
石英管ヒーターはハロゲンヒーターよりも長寿命であり、劣化が比較的ゆっくり進みます。
ハロゲンヒーターは寿命が短いデメリットですが、中にファンを搭載しているものが多く、ドライヤーのような感じで即暖がメリットになります、石英管ヒーターは熱い電球のようなもので、ゆっくり温まります。
石英管ヒーターもハロゲンヒーター共に、使用頻度や使用条件によって寿命に差が生じることがあります。長時間連続して使用したり、高い出力で動作させると劣化が早くなる可能性があります。また、定期的なメンテナンスや適切な使用方法を守ることで、寿命を延ばすことができます。寿命が終終わりに近づくと、発熱効果が低下したり、完全に動作しなくなる場合があります。ヒーター部は簡単に交換できるようになっており、冬場にはDIYセンターなどでヒーターユニットだけ3500円から6000円ほどで販売されています。

( 文 電気工学士 藤原淳)

こたつヒーター部の交換方法


【こたつのハロゲンヒーター、ファン内蔵のタイプの即暖の様子】

 


こたつ 正方形の商品ラインナップ

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定価:77,000 円
税込特価:39,800

こたつテーブル正方形 【ビター80】 こたつテーブル正方形 【ビター80】
定価:73,700 円
税込特価:33,800